近年、チューナーレステレビという新しいカテゴリーのテレビが注目を集めています。「テレビなのに地上波が映らない？」と思う方もいるかもしれませんが、これは現代のライフスタイルに合った革新的な製品なのです。
この記事では、チューナーレステレビのメリットを中心に、その特徴やデメリット、向いている人の特徴まで詳しく解説します。
■ 記事のポイント
そもそもチューナーレステレビとは？
地上波のチューナーが搭載されていないテレビ
一般的なテレビには、地上デジタル放送（地デジ）やBS/CS放送を受信するための「チューナー」が内蔵されています。しかし、チューナーレステレビにはこの機能が搭載されておらず、放送電波を受信できません。
その代わり、Android TVやFire TVなどのインターネット動画配信サービス（YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど）に特化しているのが特徴です。
チューナーレステレビの5つのメリット
- NHKの受信料を支払う必要がない（場合がある）
- YouTubeやNetflixなどネット動画に特化している
- 本体価格が安い
- 配線がシンプルで設置もラクラク
- アプリ感覚で操作できる
1. NHKの受信料を支払う必要がない（場合がある）
最大の魅力は、NHKの受信料を支払わなくてもよい可能性があること。NHKは「テレビチューナーを設置している世帯」に受信契約を求めます。しかし、チューナーが存在しない場合はその義務が発生しないとされています。
※ただし、使用状況や接続機器によって例外もあるため、詳細はNHKや法的専門家に確認を。
2. YouTubeやNetflixなどネット動画に特化している
現代の視聴スタイルにマッチしており、YouTube・Netflix・Amazon Prime Video・TVer・ABEMAなど、主な動画配信サービスを快適に視聴可能。テレビ＝ネット動画という方には最適です。
3. 本体価格が安い
チューナーが搭載されていない分、価格が抑えられているモデルが多いです。コスパ重視でテレビを選びたい人にはうってつけ。
4. 配線がシンプルで設置もラクラク
アンテナ線が不要なため、設置場所を選ばず、配線もスッキリ。賃貸や引っ越しの多い方、ミニマリストにとって大きなメリットです。
5. アプリ感覚で操作できる
多くのチューナーレステレビはスマートTV（Android TVなど）として機能し、スマホ感覚でアプリをインストールして楽しめます。音声検索機能やキャスト機能に対応している製品も多く、利便性は抜群です。
デメリットや注意点もある？
もちろんメリットばかりではありません。以下のような注意点もあります。
- 地デジやBS放送を一切視聴できない
- NHK受信料の免除には個別ケースの判断が必要
- インターネット環境が必須
- リモコン操作がやや複雑なモデルもある
ただし、これらの点は「地上波を見ない人」「ネット動画中心の生活をしている人」にとっては気にならないケースがほとんどです。
チューナーレステレビはこんな人におすすめ！
- 地上波をほとんど見ない
- NHK受信料を支払いたくない（正当な理由で）
- 配線をシンプルにしたい
- 動画配信サービスをよく利用する
- サブモニターやセカンドTVとして使いたい
チューナーレステレビのおすすめモデル（2025年版）
以下のモデルはコスパ・機能性・使いやすさのバランスに優れ、初めてのチューナーレステレビとして特に人気があります。用途や設置スペースに合わせて選んでみてください。
| 製品名 | 画面サイズ | 特徴 | 価格帯（目安） |
|---|---|---|---|
| 32S54J （TCL） | 32型 | フルHD対応・Google TV搭載・コスパ抜群 | 約25,000〜30,000円 |
| 43PUH7169（Philips） | 43型 | 4K対応・Dolby Vision対応・豊富なアプリ | 約40,000〜50,000円 |
| 50PUH7169（Philips） | 50型 | 高精細4K・映像美と音質に優れる・HDMI豊富 | 約50,000〜60,000円 |
各モデルのポイント
- 32S54J（TCL） Google TV搭載でYouTubeやNetflixなどのアプリがすぐに使えます。フルHD画質なので小型ながら映像もキレイ。デスク上や寝室用におすすめの1台です。
- 43PUH7169（Philips） Dolby Vision・HDR10に対応しており、映画やドラマの視聴体験がワンランク上に。リビングやメインの視聴スペースに最適。
43PUH7169（Philips）は過去にレビューしているのでよかったらこちらからご覧ください！
- 50PUH7169（Philips） より大画面で迫力ある映像を楽しみたい方に。ゲームやスポーツ観戦などにも向いており、リモコン操作も快適です。
よくある質問（FAQ）
Q. インターネットがないと使えないの？
A. 基本的にWi-Fi接続が前提です。オフラインでは映像視聴はほぼ不可能です。
Q. 録画はできる？
A. 録画機能はなく、地上波の録画なども不可能です。
Q. NHKが来たらどうすれば？
A. チューナーがないことを説明しましょう。必要に応じて製品の仕様書や説明書を提示するのが有効です。
まとめ：チューナーレステレビは新時代の選択肢
テレビ離れが進む今、「必要な機能だけを備えたテレビ」として、チューナーレステレビは非常に合理的な選択肢です。コスパ、シンプルさ、動画サービスとの相性…現代のライフスタイルにぴったり合った家電として注目されています。
「地上波を見ないのに、従来のテレビを買う意味があるのか？」と感じていた方は、ぜひチューナーレステレビを検討してみてください。
コメント